悩める若手大学職員のブログ

今後のキャリアプランに悩む大学職員です。日々感じたことや読んだ文献を記事にします。更新は不定期です。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

書評:ブライアン・カプラン著,月谷真紀訳(2019)『大学なんか行っても意味はない?教育反対の経済学』みすず書房

本書の主張を要約した一文は「学業で成功するのは良い仕事を獲得するには良いが、良い仕事をするすべを学ぶ方法としては役に立たないと私たちは認めなければならない」(407頁)です。この引用からわかるように、本書は教育の意味を大きなテーマとしています…

感想:横山陽二(2020)『企業人から大学教員になりたいあなたへ 元電通マンの大学奮闘記』ゆいぽおと

本の概要等をネットで見て気になったので2日前に本書を購入し、早速読んでみました。タイトルのとおり、大学教員になりたい企業人に向けて、企業人から大学へ移った経緯や大学教員の仕事などについて書かれた本で、目次は以下のとおりです。 第1章 大学専任…

感想:本田由紀(2020)『教育は何を評価してきたのか』岩波書店

本田先生の『教育は何を評価してきたのか』(の第1章、第2章、終章)を読みました。目次は以下のとおりです。 第1章 日本社会の現状 第2章 言葉の磁場 第3章 画一化と序列かの萌芽 第4章 「能力による支配」 第5章 ハイパー・メリトクラシーへの道 第…

感想:岩井洋(2020)『大学論の誤解と幻想』弘文堂

お盆休みに入りましたが、帰省もできず、外にも遊びに行けないので、勉強用のデスク、椅子、チェアマットを購入し(合計35000円)、積読を崩しはじめました。 一冊名は 岩井洋(2020)『大学論の誤解と幻想』弘文堂 です。目次は以下のとおり。 序章 大学論…